「上腕骨」と「肩甲骨」、この二つの骨がぶつかり合い、こすれあって関節が傷つくことで痛みが起こります。症状が進むと、腕が上がらなくなります。激しい痛みを伴うこともあります。
その他、激しい運動などで肩の関節に無理な力が加わっても五十肩になります。
腕を動かしたときに痛くなり、次第に黙っていても痛みが出てきます。日常生活で起こるおもな症状は・・・
●腕をねじったり、上げ下げするときに肩に痛みが起こる。
●服に袖を通すのがつらい。
●髪を結ぶのがつらい。
●帯をしめる動作がしづらい。
●後ろに手が回らない。
●歯がスムーズに磨けない。
●洗濯物が干せない。
●洗髪できない。
個人差がありますが、3ヶ月から遅くとも2年でほとんどの人が直るといわれています。肩をかばって動かさないでいると、フローズン・ショルダー(肩の関節が固まる)になります。
■(急性期)初期の段階です。激しい痛みが襲うときは、肩を冷やし安静にします。
■(慢性〜回復期)2ヶ月くらい経過すると、動かすと痛いが平常時は痛くない時期に入ります。この時期は肩を温めつつ、がんばって肩を大きく動かすようにします。怖がって安静にしているのは逆効果です。
肩甲骨を動かす運動が効果的!肩の周りの筋肉や靭帯は、普段動かすことがないので意識的に動かしましょう。肩の関節を動かしている人は五十肩になりにくく、なっても直りやすいといわれています。
(日常取り入れたい運動)
●1kg程度のダンベルやアイロンを持って腕を下げたままブラブラ揺らす。
●両肩のシャツをつまんで、腕をグルグル大きくまわす。
●タオルやひもを肩幅に両手で持ち、腕を伸ばしたまま頭上に上げて、体を左右に傾ける。
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