肩こりと一言でいっても、人によって「肩が痛くて腕があがらない」、「首から頭が痛い」、「肩から背中が痛い」などの症状があります。
肩こりは悪い姿勢、加齢、ストレスなどによって肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなることでおこります。血行が悪くなると乳酸などの疲労物質がたまり、蓄積されて神経を刺激。その結果、痛みがおきるとされています。
肩こりの原因
日頃の姿勢、生活環境 |
猫背、デスクワーカー、肥満 |
加齢によるもの |
四十肩・五十肩 |
病気からくるもの |
高血圧、肺の病気、心臓の病気、更年期障害 |
過度のスポーツ |
肩を酷使する運動を続けたり、スポーツ障害や事故などの後遺症 |
<肩こりになりやすい体形>
●なで肩の人・・・鎖骨と肋骨の間が狭いため神経・血管を圧迫されることにより、痛みが起こる。
●猫背の人・・・くびが前に出ることにより、肩・背中の筋肉に負担がかかるために肩こりが起きる。
●肥満の人・・・腕に脂肪がついて重くなり、肩への負担が増えて肩こりが起きる。
●痩せている人・・・筋肉が細いため、手や肩を使った作業をすると肩こりが起きる。
<肩こりになりやすい姿勢>
●デスクワーク中心の人・・・下を向き、前かがみになりやすいので、頭を支える肩の筋肉が常時緊張するために肩こりがおきやすい。
●机やイスの高さがあっていない・・・これも、前かがみや頭が不自然な位置にあることにより肩が緊張して肩こりが起きる。
●寝転がってテレビをみる・・・体は楽でも、肩の筋肉は緊張状態にあります。
●枕があっていない・・・枕が高すぎる、あるいは低すぎても肩に負担がかかります。毎日長時間寝ているわけですから、おろそかにできない要因です。
<その他の環境>
血行が悪い、冷え性であると筋肉が収縮するために血液の流れが低下し、肩こりが起きることがあります。また、運動不足も肩の筋肉の緊張がとれず、肩こりになります。
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